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A10 菩薩樹の木陰、悟りを開いたお釈迦様ルアンポーフォー師の97歳のご誕生を記念して作成された祝福のプラクルアン。30年前の1993年に作成。今回のプラクルアンはタイではソムデットプロッポータイプといわれており、ソムデットとは仏陀があぐら座りしている四角枠のプラクルアンを指し、プロッポーとは大樹がその仏陀を覆うように立っている状況のことを指します。つまり、ソムデットプロッポーとは悟りを開いた仏陀の上に大樹が描かれているプラクルアンのことをいいます。この大樹はプラーシーハマ菩薩樹と言われおり、インド由来の菩薩樹です。プラシーマハ菩提樹という言葉は、シッダールタ王子が仏陀として悟りを開くために、座って瞑想した菩提樹で、仏教徒によって長年崇高されてきた木です。スコータイの石碑によると、タイにあるプラーシーマハ菩薩樹はドヴァラヴァティ時代（紀元前1001～1600年頃）にスリランカから輸入された菩薩樹と言われています。　そして、裏面にはこの菩薩樹を象徴する葉の絵が印象深く描かれています。タイの寺院であればどの殆どの寺院もプラーシーマハ菩薩樹が植樹されているように、　仏教との繋がりが深い木であることが分かります。自然との繋がり、繁栄、そして仏教、歴史、悟りを象徴する菩薩樹を描いたプラクルアンです。また、このプラクルアンを発行する寺院はルアンポーフォー師なしには語られないとも言われています。彼はA6・A8として出品したフォンスパン、A5として出品したコブラのプラクルアンなど数々の功績と誉高いプラクルアンを残したスパンブリーの名誉ある高僧の1人。特にA5のプラクルアンでは彼が中心となり、タイ全土から69名の高僧を集結させ、祈祷した特別なお守り。ベトナム戦争に出兵するタイ兵士を鼓舞させ、魔力的なパワーを生み出したプラクルアンの張本人です。このプラクルアンを目の前に置いて、仏陀のように瞑想し、自然のエネルギー、菩薩樹を意識し、リラックスしてみてはいかがでしょうか？プロフの必読お願い致します。