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Abe RichがICA（国際キューメーカー協会）の殿堂入りを果たした際に、気になり手に入れたものです ザンボッティやショーン登場前の古き良きビリヤードシーンを感じることはできましたが、9ボール全盛の現代で使うにはパワー不足が否めなずお蔵入りしていたので出品します 日本だとこのメーカーの木材を使ってキューを作っている方がいる様です キューは目立った傷もなく、プレーに影響のある様な反りもありません 日本ではなかなか見ないキューです。キューコレクションに如何でしょうか？ よろしくお願いします 全長：約146.0cm/57.5inch（バット約73.5cm／シャフト約72.5cm） 重量：約479g/16.9oz（バット約366g／シャフト約113g） バット後端径：約32.8㎜ シャフト先端径：約12.2㎜ ジョイント：オリジナル □Abe Rich エイブはアブラハム・ルッチャイスキーとして生まれました。1962年、ニューヨークで従兄弟のソールが経営する「リッチキューカンパニー」でキューの製作を始めました。1965年に兄のモリスと共に「フロリダキュー」としてキューを製作し、1973年にエイブが「スターキュー」として独立しました。 エイブは職業として木工職人であり、第二次世界大戦中にダッハウ強制収容所に収監されていたときには木製の下駄や水筒を彫っていました。エイブは木工旋盤工の家系の出身で、すべてのキューを手作業で旋盤加工することに誇りを持っていました。先細りにルーターを使用し、象嵌にパンタグラフを使用しませんでした。彼は本当に最も長続きする昔ながらのキュー製作者の一人でした。21世紀のキューショップにあるような高価な機器は一切持っていませんでした。彼にはシンプルな木工旋盤と数点の木工機械、そして何十年も旋盤で削り続けてきた木材が床から天井まで詰まった棚がありました。 彼の工房に入ると、数十年前にタイムスリップしたような気分になりました。彼は2008年に82 歳で亡くなるまで、ずっと手でキューを削り続けました。私たちの業界は偉大なキュー職人を失っただけでなく、彼の死によって、数十年前にほぼ完全に消滅していたキュー作りの時代が終わりを迎えました。エイブはすべてのキューを木工旋盤で手で削り続けた最後の人気キュー職人でした